無題

僕は手に持ったナイフで僕に傷を付けてみる
傷つけたその先には何が待っているのかが知りたくて
生暖かくなった水
それとも真っ黒に汚れた僕の血液
まさか僕の魂とか
きっと傷つけた後は後悔しか残ってないけど
それでも僕は試してみたい
それを君は見てしまうだろうか
そしたらもう君とはサヨナラだね
君はまだ汚れてないでしょ
まだ真っ白な羽を持った天使だよ
でも僕にはもうその真っ白な羽を持つことができなくなったんだ
だからサヨナラするんだよ
もう２度と会えないかもしれないから
僕は君の笑顔を僕の全てに焼き付けるよ
そしたら僕は君の笑顔を道ずれにするんだ

無題

僕の右手に構えているのは鈍い色して弾のきれてる鉄のカタマリ
僕の左手に持っているのは鋭い色して先の尖ってるナイフ
誰かを傷つけた過去も
自分を傷つけた痛みも
もうとうの昔に頭ん中から
僕の記憶から
抹消したんだ
その過去から逃れる為に
その記憶から逃れる為に
今僕の両手にある道具で
人を傷つけた
自分も傷つけた
でも僕にはどうすることもできないよ
何もいらないんだ
ただ僕自身が素直になれる場所がほんの少しでもあれば
不完全な僕を完全にしてくれるだけの時間があれば

染

あなたの茶色の髪も
その細く長い指も
大きな瞳さえも
紅く染めてしまいたい
イチゴのようにかわいらしく
血のように鮮やかに

あきらめも
後ろめたさも
妙に感じる生臭ささえも
今なら黒く染めてしまえる
銃のように重く
闇のような冷たさで

涙も
後悔も
悲しみさえも
青く染めてしまえ
水のように清らかに
空のように限りなく

金魚

あたしは金魚
水の少ない水槽に溺れるの
アイツはさりげなくあたしの隣りに居てくれた
最初、あたしはアイツを拒否したの
だってやたらにちょっかい吹っかけてくるから
うっとーしいと思ってた
そしたらアイツ、あたしのコトなんか見向きもしなくなっちゃって、
人間の彼女なんか作ってたわ
アイツはあたしを壊したの
今まで水のいっぱい入った水槽でしか泳げなかった
でもその水のいっぱい入った水槽を見事に壊してくれたの
水槽が割れてそこから水がちょっとずつ減っていく
泳ぐコトを忘れた哀れな金魚は残り少ない水しか入ってない壊れた水槽の中で溺れるのよ
走りたいと願っても走るコトなど一生できない
飛びたいと願っても飛ぶコトなど一生できない
泳ぐコトなど忘れたらこれから先は泳ぐコトさえできなくなる
何もできない金魚には堕ちていくのがふさわしい
赤くてかわいらしい金魚の姿はどこにも無くて得体の知れない変なものに変わってまで
この世界に未練などない
いつかこの水が無くなったらあたしはどうなっているんだろう
想像しただけで怖くなる
未練はないけど、自分の姿が変わってしまうことだけは怖くて怖くてしょうがない
水が無くなって水槽の中が乾いてしまった時はアイツは気づくだろうか
きっと気づかず人間のナントカって名前の女の子に夢中になってるんだ
きっとそうだ

あたしは金魚
もう残りも数センチの命になっちゃったみたい
それでも溺れ続けるの
アイツが隣に居ない水槽で
あたしは金魚
まだ金魚って名乗れるわ
もう少しだけ生きられたらなんて考えない
考えたってアイツは来ない
あたしは金魚
泳ぐコトを忘れた哀れな金魚

あ つ い

あついよ
僕のココロの中があついよ
ヤケドしそうだよ
君のコト考えてたらどんどんココロの中が熱くなるんだ
君の考えてるコトを知りたくて
君のココロの中を知りたくて
必死に考えるんだけど
やっぱ分かんなくて
分かんないからムシャクシャして
もっとココロの中が熱くなる
どうしたら冷めるんだろう
そんなコト考えても冷める気配なんてない
きっとこのあつさは君が冷ましてくれるだろう
でも君が冷ましてくれるだなんて
君は知らない
だって君は僕のコトなどこれっぽっちも知らないんだから

初めまして

初めまして
詩を中心にまたﾌﾞﾛｸﾞを開くことになりました色夜です
かなりしょうもないことしか書いてありませんが、これからよろしくお願いします
ここでは私は書いた自己満な詩が載っているだけの辺鄙なﾌﾞﾛｸﾞです
とりあえず、私の自己紹介します
名　　：　　色夜
年　　：　　14歳（今年１５歳）＝中3＝受験生＜爆
住　　：　　愛知県


こんな私ですがどうぞよろしく☆